てしごとクラブ

こぶ志焼

Kobushiyaki

北海道

1946年、北海道岩見沢の地に『こぶ志窯』は誕生しました。桜とともに、北国に春の到来を告げる辛夷(こぶし)の木から「こぶ志窯」と名付け、現在では、『こぶ志焼』として多くの方々に親しまれています。創窯時の北海道はやきもの不毛の地であり、初代「三秋」は苦労していましたが、近年では、道内各地に窯元が見られるようになりました。″昔から使っていますよ〟との声に励まされ、こぶ志窯も時代の変遷にもまれつつ、原料、粘土、生活様式、流行の変化に対応しながら、ここまで歴史を積み上げてくることができました。窯の燃料や設備などは、創窯時と比較して改善を続けていますが、初代から受け継いでいる「手作りへのこだわり」の姿勢はもちろんのこと、成形法(ロクロ、タタラ作り)、釉薬(ゆうやく)など、昔からの技術を現在でも守り続けています。また、粘土から焼き上がりまで1~2ヶ月程度かけ、ひとつひとつ手づくりでありながら、同じ形、大きさ、色合いに仕上がるよう制作しています。 流通機関の発展により、精製された全国各地の良質な原料が簡単に手に入るようになった昨今ですが、それ故に、『北海道のやきもの』とは何かを、自己に問いかける日々であります。

住所:北海道岩見沢市5条東13丁目
TEL:0126-22-4303

北海道150年