藤ノ木陽太郎
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陶磁器 つくりて一覧

藤ノ木陽太郎

【ふじのきようたろう】

鎮西町野元1315-3

唐津市鎮西町の唐津焼陶芸家藤ノ木陽太郎さん(32)が26日から東京・銀座で初個展を開く。幼いころから父土平さん(63)=土平窯=の仕事場で土を粘土代わりに遊び、多摩美術大では現代美術を専攻。その経歴が映すように、伝統に学びながら自らのものを生み出していきたいと、作家の世界に踏み出す。31日まで。  鎮西町野元の山あい。新潟出身の土平さんが33年前に窯を開いた地で生まれ、佐賀北高芸術コース、多摩美大と、ジャンルを問わないアートや美術に触れてきたが、大学4年の時、陶芸の道を選んだ。  「父に自然とそうなるよう仕向けられたというか。一人っ子だし」と笑いながら「現代美術は彫刻でもビデオアートでも、表現方法は何でもいいが、結局、一番身近な素材に帰るそうで、土がそれだった」と語る。  2007年から土平窯で修業に入り、日中は窯の手入れや雑用をしつつ、合間に自分の作品を制作してきた。

出典:陶芸家藤ノ木さん東京・銀座でデビュー個展/佐賀新聞ニュース/The Saga Shimbun :佐賀のニュース

技法・素材