USEUM ARITA (ユージアム有田)
USEUMとはユーズとミュージアムを掛けあわせた造語。人間国宝と三右衛門(今右衛門、下記右衛門、中里太郎右衛門)の器で食事を楽しむことができます。有田焼400年を記念して10月5日(水)〜11月27日(日)まで開催されます。
九州陶磁文化館のアプローチデッキに期間限定の使える器の美術館、USEUM ARITAがオープン。佐賀の食材にこだわった料理を、人間国宝と三右衛門の作品を使って楽しむ、日常では体験できない特別な食空間を演出します。 そのほか、海外や国内で取り組んできた有田焼創業400年事業「ARITA EPISODE 2」の成果発表として、開発商品の展示やイベントを開催。有田焼を生活に取り入れる様々な“USE”のアイデアを提案します。
有田焼創業400年記念イヤーイベント in 九州陶磁文化館開幕式典には、佐賀県の山口祥義知事らも参加。「とても厳かな気持ちです。井上萬二先生、中島宏先生、十四代今泉今右衛門先生、十五代酒井田柿右衛門先生、十四代中里太郎右衛門先生、この佐賀の誇りの方々とともに、有田焼創業400年を祝うこの場に居合わせる喜び、感動に打ち震えています。5人は佐賀の誇りそのもの。5人の強い思いがなければ実現しなかった催しで、心から感謝したいと思います」と有田焼への思いを語り、「USEUMで、『5人の器を使って食事をさせてください』と言うのはとても勇気がいることでしたが、“佐賀もん”はこういうときに一つになる。有田焼をこれからさらに発展させていく。子どもや孫の代まで、ずっと語り継いでいく。有田焼の火を絶やさないこと、佐賀県庁として支え続けていくことを誓います」と言葉を続けた。 同じく式典に参加した井上萬二さんは「先人たちが伝えてきた技を正しく伝えなければという思いがあります。有田で作品が一度に見られる機会を与えてもらって我々は光栄です。今後ますます努力する所存です
有田焼400年の本気、人間国宝の器で佐賀の食を堪能 (画像8/10) | ニュースウォーカ