長次郎

ちょうじろう

京都府

長次郎(ちょうじろう、? - 天正17年(1589年))は、安土桃山時代を代表する京都の陶芸家。楽焼の創始者であり、千家十職の一つ・樂吉左衛門家の初代とされる。長次郎の創始した楽焼は、最も古い京焼のひとつで、低火度の茶陶である[1]。日本中世の伝統的な高火度の陶器とも、中国の陶磁とも異なる独特の焼き物で、侘び茶とともに発展し、もっぱら茶の湯のために造形するという目的の焼き物であるため、日常生活用品の類はつくられない[1]。茶碗の他には、香台、花入、水指などがつくられる。長次郎の父は明出身の工人・あめや(「飴屋」「飴八」「阿米也」)、母は「比丘尼」といわれるが詳細は不明である。出自については、かなり身分の低い出身ではないかと推測される以外は未だに不明な点が多いが、祖先は低火度釉の施釉陶器である交趾焼の技法をもつ人であったとも考えられている。

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