瀬戸染付焼

せとそめつけやき

愛知県

加藤民吉が磁器の製造法を九州で修行の後、瀬戸に帰り、その技術を伝えたことによって、瀬戸地方特有のやわらかな味わいを持った磁器が完成しました。 瀬戸における磁器生産の中心は、日本画のごとく華麗な筆致で描いた染付焼でした。 透けるような白い素地、唐呉須や良質の地呉須による際立った呉須の発色、南画系などの絵師の指導により発展した絵画的な絵付け。山水、花鳥、草花が、より写実的に、より繊細に描かれたその趣は他の産地のものとは異なり、独特の世界をかもしだし、「瀬戸染付焼」と呼ばれます。

瀬戸焼振興協会

技法

分野