一説によればアフガニスタンからネパール・インドで織られていた獣毛を岩料で染めた細幅織物が仏教伝来の折に海路,八重山・沖縄地方に伝わり綿糸と相まって八重山織り・ミンサー織となり、のちに本州に入って武具や桐箱や荷物紐などに使われる真田紐に姿を変えていったと言われる。本州でも武将が戦に出る際に奥方の髪の毛を織り込んだ真田紐を武具に使用し安全を祈ったと言われている。かつて通い婚の風習があった時代に、想いを込めて、女性から男性に対して贈ったのがこのミンサーだと言われている。柄の特徴として、五つの■が「いつの」を表し、四つの■が「世」を意味する。短い横縞を連続させる「ヤシラミ(ムカデの足)」柄は、「足しげく」にちなむ。よって「いつの世までも、足しげく私の元に通ってください」という意味があった。藍を何度も重ねて染めることから、「愛を重ねて」という意味も含まれると言われている。