重要無形文化財「瀬戸黒」保持者(人間国宝)加藤孝造氏に師事。
2001年 「曜変天目」の再現に成功
現在 日本工芸会正会員 美濃陶芸協会会長
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1962年 岐阜県土岐市生まれ
重要無形文化財「瀬戸黒」保持者(人間国宝)加藤孝造氏に師事。
2001年 「曜変天目」の再現に成功
現在 日本工芸会正会員 美濃陶芸協会会長
林恭介氏は、加藤孝造氏(現、重要無形文化財「瀬戸黒」保持者)に師事し、以来、美濃桃山陶や中国陶磁研究をとおして、黄瀬戸の制作技法や表現の研究を続け、活発な活動を展開しながら技を錬磨し今日に至っている。恭介氏の黄瀬戸は、伝統的な百草土を胎土とし、線彫りによって簡素な草花などを施文しタンパン(胆礬)や錆を加飾、あるいは無文のものに釉薬を指でぬぐい取る独自の手法によって、簡素で光沢を抑えた落ち着きのある器を完成させている。その作風は、伝統的な技法を踏まえつつ豊かな芸術性を備え、かつ現代感覚に溢れており、黄瀬戸の世界に新たな展開を示すものである。
土岐市